肉牛のライフタイム・パフォーマンスのベースとなる5つの主な利点
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肉牛のライフタイム・パフォーマンスのベースとなる5つの主な利点

ジェフ・ライル

ジンプロコーポレーション

多くの繁殖農場で生産性を高めるために、日夜努力がなされています。成功を実現するために、全ての生産ステージにおいて、最適な微量ミネラル栄養素の摂取が肉牛においても必須です。ライフタイムパフォーマンスは、繁殖、出生、成長、そして生産に着目した通年の栄養プログラムです。ライフタイムパフォーマンスを考えると、これは正に言葉の通りです。牛が生涯に亘ってその遺伝的潜在能力を発揮するように育てるには何ができるでしょうか?生産性の高い雌牛が有している遺伝能力が最大値に到達するように育てるために、どのように有機微量ミネラルを用いるのでしょうか?

最適な形で母牛が健康に生産を行うことを助ける製品に出会うことは、農場にとって喜ばしいことです。最近、著者はカナダ西部でジンプロ・ミネラルを給与している繁殖農家の方と話す機会がありました。この農場では受胎率が向上し、前年よりも10%多くの育成牛が妊娠しました。この結果、牛群全体の生産性を再評価することができました。受胎率が改善されたので、その年の子牛を用いた後継牛選抜が少なくて済み、生産性の低い母牛の淘汰も行うことができました。彼の栄養プログラムが農場全体の質を高め、十分な投資利益を生んでいるのです。

 

ライフタイムパフォーマンスで生産上の問題を克服する

農場では常に、生産性に悪影響を与える様々な障害に直面します。健康問題、悪天候だけでなく、牛はストレスとも向き合っています。浮かび上がるこれらの状況に対して、安定的な通年の微量ミネラル添加によって牛が対峙できるように整えてあげましょう。

4つの生産ステージを通して、農場の目標を達成する上で成功も失敗もあります。

  1. 繁殖 季節繁殖において、繁殖期間中の早期に牛を妊娠させるという最適な繁殖成績を得るには、どうすれば良いでしょうか?この期間、様々な要因が牛に影響を及ぼします。例えばストレスがかかっている場合や、健康上の問題がある場合です。免疫機能を強く働かせなければならない場合、牛の受胎は遅れ、経済損失を生むことになるでしょう。
     
  2. 出生 健康な子牛を育てるには、何をすれば良いでしょうか?子牛の健康状態を良好に維持することを考える時、これは受胎から考えなければなりません。母牛の繁殖性を高め、子牛が頑強な状態で出生後スタートを切るためには、母牛の栄養要求量を満たしていることが大切です。多くの場合出生時の状態が悪かった牛は、その生涯をかけなければ他の牛に追いつくことができません。
     
  3. 成長 健康で強い免疫機能を持った状態で離乳することが、その後の肥育農場への移動や、農場に後継牛として残る場合でも大切です。肥育農場への素牛導入は、ストレスがかかります。その結果免疫に問題が生じ、飼料摂取量の低下や全体の増体遅延に繋がります。
     
  4. 生産 利益を最大限高めるためには、農場成績を高めることが重要です。利益を削ってしまうような大きな健康上/生産上の問題を起こさない牛を作らなければなりません。そのために、毎日の微量ミネラル添加が、生涯の成功をもたらす上での最もシンプルな方法の1つです。

 

より健康で利益を生む母牛と子牛生産のための、栄養素の通年給与

ジンプロ・ミネラルを通年給与することをご決断頂くことは、農場における年間収益を高める支えになります。繁殖農場における遺伝能力向上と、後継牛の確実な確保のために、栄養素への投資によって生産性がどのくらい向上したかを確認することは当然です。

ジンプロ社の提唱するライフタイムパフォーマンスにおいて、繁殖農場での健康で健全な生産を示す5つの鍵となる指標があります:

  1. 初乳中のIgGが28%増加する – 子牛の免疫機能を確立する上で、高品質初乳が非常に重要です。初乳中の免疫グロブリン濃度を高めることは、子牛の健康全般に寄与します。
     
  2. 妊娠率が20%向上する – 繁殖農場の生産性は、繁殖成績によって決まります。母牛の妊娠は、様々な要因によって左右されます。アベイラ4に含まれる微量ミネラルは、発情サイクルや発情同期化プログラムへの反応、妊娠維持において重要な役割を担っています。
     
  3. 趾間フレグモーネが30%減少する – 母牛が趾間フレグモーネに罹患すると、乳量が減少し、子牛の増体に悪影響を及ぼします。放牧飼養においてジンプロ・ミネラルを給与した牛では、蹄病発生が顕著に減少するという試験結果があります。
     
  4. (北米における7ヶ月齢頃の)離乳時体重が12.7kg重い – 子牛が持つ遺伝能力を十分に発揮して離乳することで、利益が高まります。飼料に有機ミネラルを添加することで、子牛がストレスに苛まれたり、免疫を働かさなければならなくなった時に子牛を助け、健康状態の維持と優れた離乳時体重を期待できます。
     
  5. 疾病罹患率を20%低下させる – 肥育後期にアベイラ亜鉛を給与することで、疾病罹患率が低下することが分かっています。これは、農場の損益に大きな違いを生みます。

農場の利益を最大限に高めるためには、母牛の生産性を通年で高い状態で維持することが大切です。ジンプロ・ミネラルを通年給与することで肉牛も生産性を高めることに関するご質問、ご相談は弊社営業担当者までお問い合わせください。

 

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