疾病発生を減らすための子牛における強固な免疫機能確立
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疾病発生を減らすための子牛における強固な免疫機能確立

タナー・シュミット

ジンプロコーポレーション

農場において疾病を減少させるために強固な免疫機能を確立することが大切であることがよく知られています。そこで、子牛の免疫機能は生まれる前から始まっていることをご存知ですか?筆者はよく農場を訪問し生産性向上の足を引っ張っている部分について話します。そして多くの場合、農場の栄養プログラムの詳細について話し合います。農場の方と獣医師の方と密に働く中で、母牛の飼料を改善することで子牛の健康も改善され、疾病発生率が低下することが分かってきます。

 

疾病は利益を落とす脅威である

ストレスと免疫力低下は農場において疾病発生の危険性を増加させ、農場の経営を脅かします。繁殖農場で子牛を出荷するにしても、後継牛として確保するにしても、その子牛が将来直面する問題に対して準備するために免疫機能の早期確立が必須です。問題とは、離乳、輸送ストレス、初対面の素牛と飼養される社会性ストレス、新しい餌、気候や高度といった環境変化への馴致があります。

疾病に罹患した子牛への治療が与える経済的影響は大きく、生産性の低下、治療費用、時間、労働力といった全てが利益を低下させます。農場全体の健全性を高める方策を取り入れ、移行時のストレスに向けた対策を持つことが大切です。利益を適切に維持するだけでなく、出荷する際にはより魅力的な素牛として買い手に届けることになります。

 

健康的な子牛となるためのストレス管理

科学的に実証されたミネラル栄養プログラムを通年実施することは、子牛が可能な限り健康に生涯を過ごす準備をし、次の牧場への移行も上手くいくという一種の安らぎを与えてくれます。肥育農場に対して、高品質な素牛をお届けして満足して頂くことができます。科学的に実証された、他に類を見ない吸収経路を有するジンプロミネラルを給与することで、母牛から子牛までより上手に困難を乗り切ることが期待できます。子牛の離乳前後、育成に至るまで免疫機能を確立させることが大切です。

子牛の免疫機能をより高めるために、より良い初乳を母牛に生産させる上で、有機微量ミネラルが必須になります。亜鉛、マンガン、銅、コバルトを含有するジンプロ社のアベイラ4は世界で唯一の吸収経路を有する有機微量ミネラル製品です。アベイラ4を給与することで子牛の健康と健全性を改善します。さらに以下のことが実証されています:

  • 母牛の初乳品質を28%向上させ、子牛により強固な免疫機能を与えます。
  • 疾病発生率を最大20%低下させます。

飼料栄養学の観点からも、常に可能な限り子牛にストレスを与えないようにすることを覚えておいてください。可能であれば素牛出荷の前に30〜45日の準備期間を設けることをお奨めします。飼槽から餌を食べることに慣れさせ、様々な種類の水槽から水を飲ませることで、肥育農場における厳しい環境変化において馴致が困難にならないようにします。科学的に認められている栄養プログラムを優れた管理と併せることでストレスと疾病の影響を抑え、より健康的で生産性の高い農場を目指します。

 

子牛に最大限能力を発揮させる準備をする

疾病のリスクをゼロにして子牛を離乳させることは、とても困難です。ジンプロ社の栄養プログラムは疾病罹患率を低下させ、子牛を健康的に過ごさせ、潜在能力を最大限に発揮させることが可能です。ジンプロ社の科学に基づいた栄養プログラムはそれぞれの生産ステージにおいて子牛の健康維持を助けます。繁殖農場の生産性を向上させるジンプロ社のライフタイムパフォーマンスの詳細については、以前のブログ記事をご参照ください。

肉牛の全ての生産ステージにおいて管理上のお手伝いとなる技術情報が記載されている、弊社HPの肉牛ページも訪れてみてください。その他ご質問、ご相談は弊社営業担当者までお問い合わせ下さい。

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