母豚の栄養状態の僅かな変化が、斃死率に大きな影響を与える
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母豚の栄養状態の僅かな変化が、斃死率に大きな影響を与える

ウェス・シュベール博士

ジンプロコーポレーション

皆様の農場の母豚斃死率は、業界内でどのレベルに位置していますか?アメリカでは、母豚平均斃死率は14%で、過去10年間で上昇傾向にあります。もし農場の母豚斃死率が業界平均を上まっているのであれば、収益性を向上させることが難しくなるでしょう。母豚は3産までは利益を出さないとされています。アメリカにおける現在の平均産次数が2.8産であることから、業界としても収支が合う程度でしょう。

私たちは、母豚斃死率改善に貢献出来る、跛行や肢の健康に焦点を当てた解決策を提供しています。しかし、ジンプロ・ミネラルは、跛行を減らすだけではありません。

母豚の栄養状態の僅かな変化が母豚の斃死率及び収益性に大きな影響をもたらします。この記事では、農場の収益性を左右する主な原因や、現在の14%の斃死率を改善させる方法についてご紹介します。

 

農場の収益性を左右する3つの指標

長年、私たちは養豚生産者に農場の収益性に影響を与える要因を理解して頂くために、多くの議論を重ねてきました。これらの議論を通して、私たちは、収益性を変動させる98%の要因が以下の3つの指標であることを突き止めました。

  1. 豚価
  2. 増体量当たりの費用
  3. 離乳子豚1頭当たりの費用

豚価は現物、先物市場を反映しています。増体量当たりの費用は重要で、特に母豚よりも離乳期、肥育期において重要です。3つ目の指標である、離乳子豚1頭当たりの費用は、繁殖農場において最も重要です。これを計算する方法は比較的簡単で、母豚1頭に掛けた費用を、離乳頭数で割ることで算出することが出来ます。

しかし、これには治療費や施設維持費、人件費などのその他の費用が多く含まれています。そこで、当たり前ですが、以下の2つの方法を用いることで離乳子豚1頭当たりの費用を削減することが出来ます。

  1. 支出を減らす
  2. 離乳頭数を増やす

アベイラサウを妊娠期及び授乳期飼料に組み込むことで、母豚の強健性を向上させることができます。その結果、母豚の健康及び連産性の向上に繋がります。そして、これは導入及び更新費用を削減することに繋がり、収益性に直接的な好影響をもたらします。母豚の健康を向上させることは、生存産子数が増え、離乳頭数が増加するため、結果として生産性の向上をもたらします。

 

母豚1頭当たりの支出を減らす

以上のことから、多くの養豚生産者は離乳子豚当たりの費用を削減することを選択しています。母豚1頭当たりの支出を減らす方法の1つが、強健な母豚を育てることです。これにより、健康と連産性を向上させることができ、その結果として総産子数と、総離乳頭数が増加するでしょう。

私が見てきたある農場では、母豚の淘汰原因の9%が跛行によるものでした。しかし、この農場は、アベイラサウを含む通年母豚栄養プログラムを取り入れたことで、跛行による淘汰率が1年後に25%低下(9%から6.7%)し、更に5年後には56%低下(9%から4%)しました。

経営的にこれはどの様な意味を持つのでしょうか?アベイラサウを用いて母豚の跛行が減少することで、離乳子豚1頭当たりの費用を50セント(約64円、1$=¥127.96)以上削減することが出来ました。この費用削減が農場の収益性にどの様な影響を与えるのでしょうか?

前述した通り、アベイラサウは跛行を減らすだけではありません。アベイラサウは、跛行だけでなく、母豚の強健性と健康を向上させ、斃死率を低下させるのに役立つでしょう。

その他の農場では、アベイラサウを給与することで、母豚全体の斃死率を2.5ポイント低下させることが出来ました。この斃死率改善の要因には、跛行だけでなく、そのほかの健康状態や不明によるものも含まれていました。その結果、離乳子豚1頭あたりのコストを26セント(約33円)削減することが出来ました。

 

離乳頭数を増やす

離乳子豚1頭当たりの費用を減らすその他の方法としては、1腹当たりの離乳頭数を増やす方法があります。母豚1頭当たりの総離乳頭数を増やすことで、収益性を高めることに繋がります。アベイラサウを母豚飼料に組み込むことで、生存産子数を増やし離乳子豚1頭当たりの費用を減らすことに貢献出来るでしょう。

ある農場で、17,000頭の初産豚から生まれる子豚が「0.25頭/腹」増加しました。その結果、年間母豚1頭当たりの離乳頭数が最大で「0.55頭/母豚/年」増加しました。これは、離乳子豚の豚価が$30(約3839円)だとすると、年間に母豚1頭当たり$16.50(約2111円)の利益増となります。

 

母豚の斃死率を減らす方法についてお問い合わせ下さい

業界平均の母豚斃死率である14%を目標値にする必要はありません。皆様の微量ミネラルプログラムを少し変更するだけで、農場の収益性に大きな影響を与えます。

私たちの専門家チームが、強健な母豚作りや健康の向上、そして、より健康で持続可能な世界を作るために皆様のお手伝いをさせて頂きます。収益性を高めるために、アベイラサウをどの様に母豚栄養プログラムに組み込めば良いのかに関するご質問、ご相談は弊社営業担当者までお問い合わせ下さい。


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