持続可能な養殖:環境への負荷を減らし、生産量を増やす
経済、規制、環境に対する制約によって、畜産業界では環境への負荷を減らし、生産量を増やす事が求められています。これは畜産業界全体にとって大きな課題であり、養殖業界においても例外ではありません。持続可能性を向上させるためには以下のことが私たちに必要であると考えられます:
- 過酷な飼育環境下においても、水産生物の栄養及び健康要求量を満たす飼料の開発
- 環境に配慮し、環境規制を遵守した飼料
- 飼料中の抗生物質削減に役立つ新しい機能性原料
- 消費者の元に届く最終製品が安全で栄養価が高く、新鮮であることが確保できる飼料
養殖業界では、主なタンパク源を魚粉といった水産性タンパク質中心の給与から、植物性タンパク質単独又は畜産副産物との併用へと移行してきました。しかし、これらのタンパク源の変化によっていくつかの必須栄養素が制限されてしまいますので、栄養素の中でも特にアミノ酸と微量ミネラルをバランスよく摂取させる必要があります。微量ミネラルは、細胞や代謝過程において多くの重要な役割を担っており、水産生物の最適な栄養状態と健康において不可欠です。
全ての微量ミネラルが、同じではない
微量ミネラルは、成長、免疫機能、酵素系、骨や筋肉の発達など数多くの代謝機能に関与しています。水産生物において特定の機能向上に必要な微量ミネラルを下の図に記しております。
微量ミネラルの添加に関して検討する際には、微量ミネラルが動物にどの程度吸収され、利用されるのかといった生体内利用率に関しても考慮すべきです。ジンプロ・ミネラルは独自の分子構造によって、吸収効率が高く、それにより持続可能な方法で水産生物に最も利用されることが出来るでしょう。ジンプロ・ミネラルに関しては以下の動画をご覧下さい。
ジンプロ・ミネラルを飼料中に添加することが、生産性や健康及び栄養状態、消費者に届く最終産物の安全性を向上に寄与することが試験により分かっています。
ジンプロ・ミネラルを用いることで、環境への負荷を減らし、養殖生産量を増やすことに貢献する
ジンプロ・ミネラルの優位性に関して正しく理解することが、環境への負荷を減らし、生産量を増やすことの出来る最適な製品を選択することに役立ち、より持続可能な養殖に貢献出来るでしょう。最適な微量ミネラルを水産生物に給与することで以下のことが分かっています。
- 抗酸化能力といった様な、微量ミネラルが重要な役割を担っている数々の代謝機能による恩恵を受けることが出来る。
- ストレスや疾病による負の影響を抑える準備が出来る。
- 生産物の質や生産性を向上出来る。
水産生物の一生を通して、効率的かつ持続可能な方法で水産生物の要求量を満たすためには、微量ミネラルの供給源と利用効率が重要です。ジンプロ・ミネラルを適切に設計された飼料に添加することで、生産性向上に貢献し、多くの利益をもたらしてくれるでしょう。水産生物の生産や健康、持続可能性におけるジンプロ・ミネラルの効果に関してのご質問、ご相談は弊社営業担当者にお問い合わせ下さい。
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